孤立型アスペルガー症候群研究所 ASPERGERS;GATE

うつ病がきっかけで孤立型アスペルガー症候群と双極性障害だと発覚した私が療養しながら当事者目線でアスペルガーASD、双極性障害をメインについて科学的、メンタル的、スピリチュアル的に研究、考察を試みています。発達障害、アスペルガー・自閉症スペクトラムASD(孤立型、積極奇異型、受動型)、ADHD、うつ病、双極性障害、インディゴチルドレン等を考察し当事者目線で情報を発信しています。ASD(インディゴ)視点からの社会批評もしていきます。

受動型アスペルガー症候群(ASD)についての考察

受動型アスペルガー症候群ASDとはどのような特徴があるのか

投稿日:2019-05-10 更新日:

受動型アスペルガー症候群ASDについての考察、解説をしていこうと思います。

なぜ受動型アスペルガーについて書こうかと思ったかというと検索エンジンからこのサイトへ来てくださる方の検索キーワード1位が受動型アスペルガーであり、また閲覧数1位の記事も受動型アスペルガー症候群(ASD)に起きやすいトラブルとその原因についての考察という記事なので、需要があると感じきちんと考察、解説をしようと思うようになったからです。

またこの記事を書いたのは一年ほど前になり現在の私の認識とは変わってきている部分もあるので、私自身ももう一度きちんと私なりの分析、考察したいという気持ちがあるので執筆することにしました。

受動型アスペルガーとは何か一般的な解釈

まず一般的に語られている受動型アスペルガーの特徴について、他の孤立型アスペルガー、積極奇異型アスペルガーとの比較している文章を引用します。

自閉性が少ないアスペルガー症候群になると、「普通」との境界は極めて曖昧になってくる。ローナ・ウィングら(1979)の分類でいう「孤立型」という他者との接触を避ける状態は理解できるが、おとなしく他者から働きかけられればそれなりに関係が持てる「受動型」になると理解出来にくく、他者に積極的に話しかけて行くが、その仕方が(相手のことを考えておらず)極めてユニーク(奇妙)である「積極奇異型」になるとそれが自閉症であるということがどうしても理解できないというのが一般的な印象のようである。

アスペルガーって? – アスペ・エルデの会より引用

 

一人でいることを好むタイプもいれば(孤立型)、反対に、積極的に人と関わろうとするタイプもいます(積極奇異型)。他人からのアクションがあれば応じるが、自分からは他人と関わろうとしない受動的なタイプもおり(受動型)、その特徴は人によりまったく異なります。また、年齢が進むとともに特徴が変化していくこともあります。

大人のアスペルガー症候群とは?対人関係やコミュニケーションはどうする?職場での困りごととは?家族や同僚の関わり方などを解説しますーLITALOCO仕事ナビより引用

基本的に一般論で語られている受動型アスペルガーの特徴は、自分から人とは関わろうとしないが人が来たら反応すると言えそうです。

正直先ほど再び受動型について検索して調べたのですが詳しい情報があまりに少ないと感じました。

受動型は人に合わせるのでコミュニケーション的にトラブルが起きにくいのでその分析対象や研究対象となることが少ないのでしょう。

しかし、受動型、孤立型、積極奇異型で最もストレスを抱えていて本人的に精神的問題を抱えているのは受動型であると思われます。

その受動型の情報があまりに少ないと思い、私の考察、研究が少しでも受動型アスペルガーの認知度向上の役に立てば嬉しいと思います。

受動型アスペルガーとは何か私的な解釈

先ほどの一般的な解釈ではあまりに受動型の実態の説明としては情報が少なすぎます。

そこで私なりの解釈と考察をしていこうと思います。

一般的な解釈の受動型とは自分から積極的に関わりに行かないが、向こうから人が来れば反応するという説明だけではあまりに簡略化し過ぎであると私には思えます。

私なりの見解は、受動型アスペルガーとは相手に合わせすぎて自己を抑えストレスを抱えやすい人であると思われます。

自己よりも他人に合わせて優先して自分の本心を出せない、自己主張ができない、その結果心の内にストレスを抱えやすいこれが受動型の特徴であると私は考えます。

一般的解釈では、客観的な分析でしかないのでアスペルガーの内面的なことが語られず客観的な言動だけで分析するので本質的な部分が中々語られないのだと思います。

一般的解釈では、受動型は自分からは関わろうとしないが人が来たら対応する程度の認識しかされてないので、その主観的な内面の視点が欠けています。

受動型は自分を抑え主張できず人に合わせてしまうので最もストレスが強いタイプだと思われます。

受動型アスペルガーには2つのタイプに分類ができるという仮説

一般的解釈では、アスペルガーは受動型、孤立型、積極奇異型と3つに分けられています(さらに尊大型、大仰型という分類法をしている人もいますがあまり一般的ではないので今回は省きます)。

しかしこの分類法では受動型についてうまく説明できない事柄が多く出てくることに私は気づきました。

いろいろと調べていると受動型には、他人の感情に敏感すぎて気にしすぎ合わせてしまう受動型と、自分の感情に鈍感で主体性がなく自分で自分のことがよくわかっていないので他人に流され合わせてしまう受動型の2つがいることがわかってきました。

しかし、科学的医学的な分類法ではこの2つを客観的に見れば、自分からは積極的には関わらないが相手に合わせて対応をするという、その外面だけで同じものと分類しているのです。

ですがこれは主観的当事者目線では全く別物だと私は思えます。

そこで私は新たな分類法を考えました。

敏感系受動型アスペルガーと鈍感系受動型アスペルガーという新分類法の提起

先程述べたように受動型には感情に敏感すぎて他人に合わせてしまうタイプと、感情に鈍感すぎて主体性・自己がなく他人に流され合わせてしまうタイプがいると思われます。

そこで私は以前こちらのなぜ同じアスペルガー症候群(ASD)でも真逆のタイプが存在するかの考察と新分類法の提唱という記事で、前者を敏感系受動型アスペルガー、後者を鈍感系受動型アスペルガーと名付け分類をしました。

敏感系受動型は、他人の目を気にして空気を読んで合わせすぎるので自分の本心を抑え込んでしまうストレスが溜まるように見えます。

鈍感系受動型は、感情というものに鈍感なので自分自身の感情が弱い、もしくは感じない、自分でも自分の感情がわからないと言われる失感情症(アレキシサイミア)と類似した要素が強いように見えます。

どちらも感情面に問題があるというのは共通しているのですが、その現れ方が人よりも敏感すぎるか、鈍感すぎるかという2つのパターンがあるように思われます。

これは脳の扁桃体という感情をつかさどる部位に障害があると、感情に敏感になるか鈍感になるという研究データがあることからも理解できます(先ほどの過去記事を参照してください)。

敏感系受動型アスペルガーに起きやすい問題やトラブル

敏感系受動型は、過度に自己を抑え他人に合わせてしまうので、他人に振り回されストレスを抱えやすい傾向があるように思われます。

また頼られたり頼まれたりしたことが本当は嫌だと感じていても他人の感情を気にしすぎて断れずに受け入れてしまうということも多いように見えます。

このような特徴から自己中心的な人物に振り回されたり漬け込まれたりすることが多いように見えます。

私にはこの現象はカサンドラ症候群と呼ばれているものと類似しているのではないかと考えています。

嫌なことを嫌だと言えない、自己主張をできない、相手の言うことをきいてしまう、このような敏感系受動型の特徴が、自己中心的な他のアスペルガーの人にとっては都合がいいのでしょう。

また敏感系受動型は相手の感情に敏感なので、相手の気持を考えすぎて気を使い過ぎたり、過度に世話を焼いたりしてしまうのでいわゆる共依存状態になりやすいと思われます。

嫌だと思いながらも相手を拒絶することができないので相手もそこに漬け込んでくるというパターンが多いように見受けられます。

鈍感系受動型アスペルガーに起きやすい問題やトラブル

対して鈍感系受動型は自分の感情にも他人の感情にも鈍感ですが、主体性がなく相手に合わせるので目立った問題は起きていないように見えます。

しかし失感情症(アレキシサイミア)である鈍感系受動型は本当は感情は心の中にあるのにそれを理解ができないので、自覚がなくてもストレスがたまっているというということが多いようです。

鈍感系受動型の場合、敏感系受動型とは違い対人関係のトラブルと言うよりは主に自分の感情への理解不足により気づかないうちにストレスが溜まり精神的な問題として起きやすいように思われます。



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アスペルガー研究家マスペルです。

不安障害やうつ病など生きづらさを抱え続けてきた私ですが、自分が孤立型アスペルガー症候群だということがわかってからあらゆることに納得できるようになりました。

私も当事者として勉強中の身ですが自分自身をある意味孤立型アスペルガー症候群の研究対象・実験対象として当事者だからこそ出来る目線で自分なりに研究、分析、考察していこうと思っています。

2018年4月 発達障害の疑いが出る
2018年5月 アスペルガーと診断され投薬治療を開始
2018年6月 孤立型アスペルガー症候群研究所設立
2019年4月 うつ病ではなく双極性障害と発覚
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